共感編 ~共感とは?どうやって共感するか?~

前回の記事はこちら

 

 

kurooo96.hatenablog.com

 

 

前回の最後に、とある問題提起をしました

 
  

話題のチョイスが大事って言うけどどうやって共感できる話題を探せばいいの?


 
これに対する答えは

「ある話題でどれだけ深く共感できるかは その話題でどれだけ相手の”心が動いたか・感情が揺さぶられたか”で決まる」 
でした

 


ということで今回の共感編 

 

 

①共感とは?

②どうやって共感するか?

③共感できる話題の探し方

④会話の3STEP理論 

 

 
 の四章構成でお送りします

 

 

 

 

①共感とは?

 

共感とは

”相手と(喜怒哀楽の)感情を共有する”

ことであり

 

 

共感を示すとは具体的には

”相手が楽しそうに話をしているのであれば

こちらも同じくらい楽しいということを示す”

ということです

 

 

でもそもそも

なぜ共感が必要なのでしょうか?

 

 

”男は論理、女は感情でものを考える”

という俗説があります

 

 

あくまで傾向としてですが

男の会話の主な目的は”問題解決”です

問題を放置できず、解決しないと気持ち悪くなる生き物です

 

 

ですが

女の会話の目的は”共感・理解”です

 

 

女にとって問題は解決するものではなく

あくまで問題があったということを聞いてほしいだけ

「私最近こんなことで悩んでるんだよ」ということを知ってほしいだけなんです

 

 

では

いくつかのシチュエーションを通して

男女の違いを見ていきましょう

 

 

①男同士の会話

 

A君:ちょっと聞いてくれよ。最近彼女が冷たくてさ、、、浮気してんじゃねぇかと思って。ほらこれ。ライン見てくんね?

 

B君:これほぼ黒じゃね?絶対浮気してんだろ。で、お前どうすんだよ?もちろん追求するだろ?

 

A君:やっぱりお前もそう思うかー。でもまだそうと決まったわけではないからなぁ。。。追求したい気持ちはあるけど、彼女に嫌われたらって考えると、、、

 

B君:あぁ!しゃらくせぇ!さっさと確認しようぜ!携帯貸せよ。おれがラインしてやるよ

 

A君:ちょ、待っ、、、あー送ってしまった

 

 

これと同じ状況で

A君がもし女の子なら…と仮定した場合どんな会話になるでしょう?

 

 

そして

B君の返答は同じものとして進めたら、女の子はどんな心情になるのか?

その時の女の子の脳内も合わせて()付きで解説します

 

 

②男女の会話

 

Aちゃん:ちょっと聞いてほしいことがあってね、最近彼氏が冷たいの。もしかして浮気してたりしないかなって思って、、、だってね、ほらこのライン見て?(私こんなつらい思いしてるんだよ?ねぇ、ちゃんと聞いて、いっぱいお話広げてね?)

 

B君:これほぼ黒じゃね?絶対浮気してんだろ。で、お前どうすんだよ?もちろん追求するだろ?

 

Aちゃん:やっぱり浮気してるのかなぁ。(悲しくなってきたよ。。。)え、追求?追及するの?(いやいや、そういうことじゃないんだけど、、、とにかくあなたが決めないでほしいわ。)

 

B君:あぁ!しゃらくせぇ!さっさと確認しようぜ!携帯貸せよ。おれがラインしてやるよ

 

Aちゃん:待って!返してよ!ねぇ!(ホントありえないんだけど。)

 

 

これはあくまで一例ですが

こんな感じの会話が日常のいたるところでよく見られます

というより実際に自分もそうでした

 

 

B君は少しかわいそうですね

A君にもAちゃんにも全く同じ対応(問題解決)をしてるのに

Aちゃんからは嫌われてしまいましたから…

 

 

では最後に

”B君が少し共感について学んだ結果、、、”

を解説します

 

 

Aちゃん:ちょっと聞いてほしいことがあってね、最近彼氏が冷たいの。もしかして浮気してたりしないかなって思って、、、だってね、ほらこのライン見て?(私こんなつらい思いしてるんだよ?ねぇ、ちゃんと聞いて、いっぱいお話広げてね?)

 

B君:うんうん。冷たいんだね。あーこれは怪しいねえ。てか普段ラインこんな感じなんだ。めっちゃ辛くね?

 

Aちゃん:ね!絶対怪しいよね?付き合いたての頃はもっとラブラブな感じでラインしてくれてたんだけどねー。。。人って変わっちゃうのかな。

 

B君:最初はちゃんとラインしてくれてたんだ。その頃はどんな感じでラインしてたの?…いつから変わっていったんだろうね?

 

Aちゃん:そうなの。こんな感じでね(携帯見せたり、説明して見せたり)。いつから変わったんだろ…

 

 

このように

女の子が意見を求めてきたとしても

素直に意見を言ったりする必要はありません

 

 

つまり女の”罠”です

女は意見を求めていると見せかけて

実は、”話を聞いてほしいアピール”をしているだけなんです

 

 

女に共感をうまく示すことによって

会話がどんどん広がっていきます

 

 

そうすると

女の深い内面部分がどんどん出てくるようになります

 

 

会話の順序は

ある話題に対して①広げて⇒②深掘る

 

 

①と②では共感方法も異なります

共感方法が異なるというよりは

”共感度合いを変える”の方が適切な表現かな?

 

 

アポを前半と後半に分けて考えると

 

■前半:幅広い話題で浅く小さい共感をコツコツ積み上げていく(男女二人の間にある壁を少しずつ破壊していくイメージ)

 

■後半:前半で引き出した話題の中で、彼女の感情が特に揺れ動きそうな話題をチョイスし、それをとことん深く重い共感をする(取っ払われた壁をまたいで、握手し、抱きしめ、がっしりと掴んで離さないイメージ)

 

 

 

 

ここまでで

共感とは何やねん?と

共感がうまくなることのメリットがおおざっぱにわかりました

 

 

 しかしながら

共感は「君のことわかってるよー」と

女に色々工夫して伝える必要があります

 

 

ここからは

”どうやって共感を示すか・伝えるか”に焦点を当てて

共感テクニックを紹介します

 

 

 

②どうやって共感するか?

 

 

ここからは共感のテクニック面のお話をします

 

実際に僕自身常に使っているものではありますが

何か少しでも参考になれば嬉しいです

 

 

前章では

アポをまずは前半と後半に分け

前半:話題を広げる

後半:彼女が特に興味のある話題を深掘りする

でした

 

 

では

どのようにして二つに分けているのかと言うと

”自分と相手の関係性(=心の距離)”

を基準にしています

 

 

最初は少しぎこちなかった二人ですが

和みを重ねるにつれ徐々に心の距離が縮まっていきます

 

 

では

実際に使用している共感テクニックを紹介します

 

 

 

 

頻出のテクニックが…

相槌・オウム返し・感情の代弁

の3つです

 

 

※共感はノンバーバル要素もかなり強めです

 文字だけでは表現できない部分は含まずに解説しています

 

 

相槌

  相槌は声のトーンとスピードの2つの要素が大きく占めています

 

 

①声

 

高いトーン:テンポアップを誘い、相手の発言を促す

 ⇒ポジティブな話題や感情に使うと良し

 

低いトーン:心の奥深くまで聞き入れている印象を与える

 ⇒深い話をしている時に使うと良し

 

 

②スピード

 

相槌のスピードとトーンは似ています

 

高いトーンの相槌と速い相槌はほぼ同じ効果があり

逆に、低いトーンの相槌とゆっくりな相槌も同様です

 

 

めちゃくちゃアバウトにまとめると

アポ前半:速くて高めのトーンで相槌を打つ

アポ後半:ゆっくりで低めのトーンで相槌を打つ

 

 

これを大まかな方針に取り入れておくと良いでしょう

 

 

オウム返し

 

オウム返しとは…相手の言葉やしぐさをそのまま返すこと

 

 

実はここだけの話

オウム返しって言葉だけじゃなく仕草にも応用できるんですよ!

 

 

とりあえず順番にいきます

 

 

★オウム返しの3パターン

 ①ダイレクトオウム返し

②ちょいム返し

③トランスフォーム返し

 

 

では①から見ていきましょー

 

 ①ダイレクトオウム返し

 

(例)

学生時代なにしてたん?

パリピしてた!

パリピ!!!パリピな!ぽいもんな!

 

ポイント:この例では”パリピ”をそのままダイレクトにオウム返ししてますが、明るい感じで表情もしっかりつけて言いましょう。淡々と「パリピな。」と言っても盛り上がりません。ノンバーバル込みで相手を楽しませましょう。

 

 

”ダイレクトオウム返し”は

どんな時でも使える万能タイプなやつで

特に前半大活躍します

 

毎回女の子に質問攻めになってしまいがちなあなた!

ぜひ使ってみてね!!

 

 

②ちょいム返し

 

相手のセリフをちょっとだけまとめてオウム返しすること

略して、ちょいム返し

 

 

(例)

パリピしてたんや~。そんな感じするわなw 

でしょ~。学生すごい楽しかったよ。今はさすがに落ち着いてそんなのもうできないけどね。オールとかも普通にムリって感じだしw

あ~今は落ち着いたし、オールももう無理なんやな

 

 

試されますよ!あなたの要約力が!

サクッと要約してあげると、聞いてる感が出ますね

 

ポイント:相手の言葉を自分の言葉に言い換える必要はない

 

 

③トランスフォーム返し

 

(ネーミングセンスをなんとかしてくれ…)

 

 

これは相手のセリフを少しまとめてから

自分の言葉に言い換えてオウム返しすることです

 

 

(例)

パリピしてたんや~。そんな感じするわなw 

でしょ~。学生すごい楽しかったよ。今はさすがに落ち着いてそんなのもうできないけどね。オールとかも普通にムリって感じだしw

お~老人デビューやん。デビュー歴何年目の方ですか?

 

 

(例2) 応用編

彼氏はどれぐらいおらへんの?

もう半年くらいかな~

そんなおらんねや!てことは解放されてから半年も楽しい生活を送ってるんやな

 

ポイント:「解放されてから~」のセリフは相手を想像して決めつけている

 

例2は

「もう半年くらいかな~」の後に()でセリフを想像して

それにオウム返しをする少しリスキーな応用テクニック

 

 

ちなみに

ここでは()でどんなセリフを想像したのか?

もう半年くらいかな~。(後半は全然好きじゃなくて早く別れたくてさ。別れられてめっちゃすっきりしたよね)

 

 

話してる時の雰囲気や相手の他の情報などから

相手の()を想像する

 

 

たとえ()が外れていたとしても

その印象の相違から次に話を広げることが出来る優れもの

 

 

 

では

ラストいきます

 

 

 

 

感情の代弁

 

 

そもそも、感情の代弁とは?

⇒相手の思っている感情を言葉に出して伝えること

 

 

(例) 

最近彼氏に振られてさ~、ほんと色々大変だったんだよ

ほんとに?それは大変だったろうね

 

 

(例2) 元カレの話題で

元カレのあの態度まじありえなくない?と思って、、、

そっかー、それはちょっとありえないね。相当腹立ったんじゃない?

 

 

こんな感じで相手の感情を言葉にしてやりましょう

 

 

こういう共感を積み重ねていくにつれて

「この人なんだか話していて心地いい。私のこと良くわかってくれてすごいお話しするの楽しい。もっともっと話したい!」

と思ってくれるようになります

 

 

こういった小さな積み重ねの苦労もあって

相手の深い価値観に共感するという

和みの肝、超絶スーパーウルトラ大事なフェーズに

円滑に移ることができます

 

 

※ここでのポイントは

 ちゃんと言葉に出して相手に伝えることです

 

 

(腹立ったんだな。そうかそうか~。)

って心の中で思ってるだけではまったく意味ないですよ !

 

 

今回はここで終わり

 

 

次回は残りの

③共感できる話題の探し方

④会話の3STEP理論 

を解説しますよ~

 

 

 

お楽しみに!!